過日、大手情報通信会社の代表取締役の講演を聞いている
中で電子書籍の普及に技術やテクノロジーの進化が加わり今や
誰がどのような内容の読み物のどのページを何月何日何時何分
何秒に閲覧した、という内容が全て管理側からは把握されている
という実態が改めて分かった。
更にはどのページを何秒間開いていたか、すぐに閉じたか、ただ
ダウンロードしただけでまだ読んでいないか、何度も何度も特定の
ページを見ている等、詳細な動きまで把握できるとのことだった。
そこまで緻密に把握され管理されている今の時代は便利であると
いうよりは窮屈で息苦しい。
この技術はビジネスモデルとして1冊いくらという従来の書籍の
販売モデルから1ページ購入いくらというような、より緻密なビジネス
モデルに変える事ができるというのが狙いのようだが、このシステム
を視点を変えて運用すれば購読者の徹底管理になる。
このシステムに共謀罪が加味されれば、例えば犯罪関連の書籍
や爆発物の製造方法の書籍、テロ関連の書籍を多く読んでいる人
が把握され管理されるようになる。
実際にはただ読んでいるだけで全く犯罪行為に手を染めていない
人でも、傾向や嗜好、趣味、知識を得ている内容等として把握・管理
され捜査の対象になっていく時代になりかねない。
何かが便利になっていくことは同時に何かを引き換えにしていると
いう実態を改めて認識させられた一幕だった。